Q&A

Q&A|借金問題

 

Q

任意整理とは何ですか?

A

裁判所を介さずに債権者との話し合いで借金を整理していく手続を任意整理といいます。債権者に、利息制限法で定める制限金利を超えた利息の支払いをしていた場合、払い過ぎた利息は元本に充当されます。その結果、借金そのものを減らすことができます。そればかりか、すでに借金がなくなっている可能性もあります。さらに返済を続けていた場合には、余計に支払い過ぎた利息(過払い金)が発生していることもあります。この過払い金は、債権者から取り戻すことができます。

 

 

Q 自己破産とは何ですか?
A

自己破産は、借金が膨らんで返済不能となった方に、生活を再建する機会を与える裁判上の救済手段です。破産手続が開始すると、生活に最低限必要な一定の財産を除く全財産が換価され、返済可能な範囲で債権者に公平に配当されます。もっとも、財産が少なくて破産手続を進めることができない場合には、破産手続の開始と同時に破産手続は終了します(同時廃止)。個人の自己破産のほとんどは、この同時廃止事案です。

 

その後、裁判所から免責許可が出ると、これまでの借金の返済が免除されることになります。

通常の同時廃止事案であれば、破産手続の申立から免責許可が出るまでの期間は4ヶ月程度です。

 

 

Q 自己破産すると、どんなデメリットがありますか?
A

自己破産すると、これからの生活に大きな制約を受けると思っている方が多いようですが、みなさんが思っているほど大きな制約はありません。

 

自己破産すると・・・

1. マイホームや自動車など、資産価値が高いものは処分されます。

2. 官報に掲載されます。

3. 裁判所から免責許可が出るまで弁護士・司法書士・税理士等、一定の職につくことができません。

4. 信用情報機関に事故情報が登録されます。一定期間、新たな借入ができなくなります。

5. 免責を受けた後7年間は、再び自己破産することができません。

 

※戸籍や住民票に破産した旨が記載されることはありません。

※運転免許やパスポートの取得・更新をすることはできます。

※年金の支払を受けることもできます。

※選挙権はなくなりません。

※破産したという理由だけで会社をクビになることはありません。

※破産手続開始後に得た財産は、原則としてすべて自由に使えます。

 

 

Q

民事再生(個人再生)とは何ですか?

A

個人再生とは、例えば、300万円の借金を抱えている人が裁判所に個人再生手続を申立て、3年間で100万円返済する再生計画を立て裁判所の認可を受けた場合、計画どおり3年間で100万円の返済ができれば残り200万円の借金は免除される、という手続です。個人再生を利用する条件として、【1】個人であること 【2】無担保の借金総額が5000万円以下であること(住宅ローンなどを除く) 【3】将来において反復継続して収入を得る見込みがあることなどあります。

 

また、住宅資金特別条項を含む再生計画が認可されると、住宅ローンの支払が猶予されるため、マイホームを手放すことなく手続を進められるというメリットがあります(住宅ローンの支払が免除されるわけではありません)。

 

個人再生の申立から再生計画の認可が出るまでの期間は6ヶ月程度です。

 

 

Q 特定調停とは何ですか?
A

特定調停とは、裁判所が選任した2名の調停委員が、【1】貸金業者に対する取引経過の開示請求 【2】利息制限法による引き直し計算 【3】毎月の返済金額・返済回数の条件交渉などを行う手続のことです。費用は低額で済みますが、通常過払い金の回収までは見込めません。

期日は2~3回、期間は約3ヶ月で終了します。調停が成立すると判決と同様の効果をもちます。

調停が成立したあと、2回以上返済を怠った場合には期限の利益を喪失し、借金を一括返済する義務が生じます。そうなると、債権者から給与や銀行預金の差押えなど強制執行を受ける可能性があります。

 

 

Q ブラックリストとは何ですか?
A

借金の返済が遅れたり、債務整理の開始、破産・民事再生の申立などを行うと、経済的な信用状態に関する個人情報(事故情報)が、民間の信用情報機関のデータベースに登録されます。

このデータベースのことを、俗に「ブラックリスト」と呼んでいます。公的な名簿やリストが存在するわけではありません。もちろん、戸籍や住民票にこの事故情報が記載されることはありません。

 

ブラックリストに事故情報が登録されると・・・

1. 銀行や消費者金融、クレジット会社などから、新たにお金を借りることができなくなります。

2. ローン、クレジットを組んで、自動車やマンションなどを購入することができなくなります。

3. 返済が遅れたクレジットカードは利用できなくなります。また、新たにクレジットカードを作れなくなります。

 

※事故情報が登録される期間は、5年~7年程度です。この期間は、上記のような制約を受けることになります。

※運転免許やパスポートの取得・更新はできます。年金の支払を受けることもできますし、健康保険も使えます。生命保険に加入することもできます。

 

 

Q

「おまとめローン」を考えていますが、

任意整理との違いは何ですか?

A

いわゆる「おまとめローン」は、低金利で借金を一本化でき、ブラックリストに登録されることもありません。しかし、利息制限法による金利の引き直し計算をしないまま借金を一本化してしまうデメリットがあります。その結果、本来支払う必要のない利息制限法で定める上限枠を超えた利息まで含めて支払をしていくことになります。

一方、任意整理の場合は、利息制限法による金利の引き直し計算をして借金そのものを減額し、過払い金が発生している場合には取り戻すこともできます。また、今後の返済について、利息をカットした和解案を債権者に提示します。

 

 

Q

保証人・連帯保証人がいる場合、

特に気をつけることはありますか?

A

保証人が付いている借金について債務整理を開始すると、保証人に請求が行くことになり、保証人との間でトラブルが発生するおそれがあります。(保証人に対しては取立が禁止されません)

これを回避する方法として、任意整理では、保証人の付いている借金を整理の対象から外すこともできます。但し、自己破産・民事再生では、このような方法をとることができず、保証人に対する請求を止めることができないので注意が必要です。

 

 

 

 

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